東京オリンピックに正式採用され、日本でもマイナースポーツからメジャースポーツへの道を歩みつつあるスケボー。
「スケボーってかっこいいなぁ~やってみたい」
「スケボーやってみたいけどおすすめとかあるの?」
「スケボーって色々種類があるけどどれを選べばいいの?」
この記事ではそんな悩みを解決していきます。
この記事を書いてる人
いまから20年ほど前、DC全盛の時代、まだTHRASHERとかもそれほどメジャーじゃなくてスケーターしか知らなかった時代。コツコツスケボー始めていまではすっかりおじさんスケーター。途中、就職、結婚、子育てなどでスケボーから遠ざかる時期はあったけど、ゆるりと復活を遂げたリターンアラフォースケーターです。スケボー初心者にリアルな本音でおすすめを紹介します。
初心者がスケボーを選ぶならズバリおすすめはコレ!
初心者のスケボー選び。
これからスケボーを始めたい、または始めようと思っている初心者の方々に一番おすすめするスケボーをお教えします。
いきなり結論から入りますが、私がスケボー選びで一番おすすめするもの、
それは
ズバリ自分が一番気に入ったスケボーに乗るべし!
初心者が考えるべきことは間違いなくこれです!
「おすすめのスケボーの解説になってないよ」
と感じている方、すいませんちゃんとしたおすすめのスケボーの解説は後程いたします。
「気に入ったスケボーを選ぶ」ってポイントは重要です。
なぜなら、気に入ったスケボーは自然と乗りたい気持ちにさせてくれるからです。
スケボーが上手になりたいのであれば反復の練習が必要です。
しかし、スケボー初心者は始めなかなか上手く滑れず何度もコケます。
思い通りに滑れず、オーリー(基本のジャンプのことです)は全然飛べず、板も自由に操ることが出来ません。
それらをひとつずつクリアしスケボーを上達しようと思えば何度も何度もトライし徐々に上手くなっていくしか方法はありません。
そんなスケボー初心者の時期を共に乗り越える相棒ともいうべき最初のスケボーは、
やはり自身のお気に入りのスケボーでなければテンションが上がりません。
些細なことかもしれませんが、スケボーにおいてこれは重要です。
たとえ上手に滑れなくても「そのスケボー」を持ってるだけで「俺はスケーター」と気取れるぐらい気に入ったスケボーを選ぶべきです。
それぐらいお気に入りのスケボーを手に入れればおのずと「あぁ~滑りたい」と自然に思えてきます。
まずスケボー選びの基本ルールとして「自分が気に入ったものを選ぶ」は覚えておいてください。
正直なところ、スケボー初心者にとって細かなサイズやスペックは二の次です。
初心者はまず「継続」を目標にすべきです。
後程解説しますが、
「トラックはハイがいいかローがいいか?」
「ベアリングのABECはどのぐらいを選べばいいか?」
「デッキサイズはどれがいいか?」
なんて細かなことでベストのチョイスをしてもスケボーは上手くなりません。
確かに多少「やりやすいもの、やりにくいもの」といった違いは出てきますが、スケボー初心者はそんな些細なことが気になるほど繊細じゃありません。
まずはスケボーに乗り慣れることを第一に考えてください。
それには何よりスケボーに継続して乗り続け練習を重ねることです。
初心者は長く練習を続けることを考えれば、自分が気に入って選んだ相棒ともいうべきスケボーで練習するべきです。
その方が絶対に練習が楽しいですし、長続きします。
後程、細かなおすすめスケボー選びを解説いたしますが、気になる方は読み進めてください。
「おぉ!気に入ったものを選べばいいんだな!」と思えた方はここで読むのを終えてもらっても大丈夫です。
とはいえ、スケボーの種類や最低限選ぶべきものや基準はありますので、全く知識がないって方はもう少し読み進めた方が良いかと思います。
それでは詳しいスケボー選びのおすすめを解説をしていきます。
スケボーの種類
「気に入ったスケボー選べばOK」なんて言い方しましたが、スケボーにはスタイルがありますので、そのスタイルのそれぞれの特徴のスケボーは知っておいてください。
自分のやりたい滑り方(スタイル)と選ぶスケボーが違えば、思うように滑ることが出来ません。
自分のやりたい滑り方がどれになるのかを知りましょう。と言ってもほぼほぼストリートだとは思うんですけど…
スケートボード、スタイルは3種類
スケートボードのスタイルは大きく分類して3種類に分けることができます。
- ストリート
- ロングボード
- クルーザー
の3つです。
順番にスケートスタイルの違いについて解説していきます。
ストリート
「スケボー」といえばこれです。
ハーフパイプとかストリートとかおそらく大体の人が「スケボー」と言えばこのスタイルを思いつくのではないでしょうか。
オリンピックでも正式採用になったのはこのスタイルのスケボーです。
オリンピックでのスケボーの競技は
パーク
おわん型のボウルや斜面やウォールを滑りながらトリックを決める競技。
この「ボウル」ってのはもともと水を抜いたプールを滑り出したのが始まりです。ですので「プール」とも言います。
ストリート
街中を滑る想定で、街にある階段や手すり、段差や縁石などその名の通り「ストリート」を再現したエリアを滑る競技。
こちらの2種目です。
スケボーがオリンピック種目になるだなんて私がスケボーを始めた頃には考えられないことでした…
それとオリンピック競技ではないですがハーフパイプもあります。ランプとも言います。
エクストリームスポーツの祭典『X-GAME』ではおなじみの競技です。
パイプを半分にカットした形の文字通りハーフパイプ型のところを滑る、左右に行ったり来たりするあれです。
中でも巨大なハーフパイプを用いた競技『バーチカルランプ』が人気です。
このバーチカルには『トニーホーク』という名スケーターがいました。
スケボーの神様とも呼ばれる伝説のスケーターです。
『トニーホーク』は1999年のX-GEME(エクストリームスポーツの競技大会)で自身が31歳の時に、ナインハンドレッド(2回転半)を決めたという伝説があります。
トニーホークがナインハンドレッドをメイクした(技を決めた)時の会場の興奮に熱くなるものがこみ上げます。
ちなみに数年前にも48歳にしてナインハンドレッドをメイクしてます。
さすが神です。イチローやキングカズ、スキージャンプのレジェンド葛西、と同じ種族です。(三浦雄一郎も)
歳をとっても衰えをしらないレジェンド達ですね。
しかし、その伝説が最近新たに塗り替えらました!しかも伝説のスケータートニーホーク越えをしたのがなんとブラジルに住む11歳の少年!!非公式だけどなんとテンエイティー(3回転)を決めたらしい。
そんな子供が神超えたらあかん!
どうやらこちらはザキトワとかと同じ種族…
なんでも、新型コロナの影響でロックダウン中の息子のために親父が自宅にロックダウン中にもスケボーが練習できるようにと家族がバーチカルの練習用コースを作ったらしい…
自宅に作るってどんなんやねんっ!
ほんで見事に期待に応える息子、どんなんやねんっ!
いや!お父さん!これ自宅に作っていいレベルちゃう!
長くなりましたがこれがスケボーのストリート。
ほぼほぼ皆こういうスタイルがやりたくてスケボー探してるんじゃないでしょうか。
おそらく「スケボーやりたい!おすすめのスケボー教えて!」って人は9割これかなぁ~と思うのですが。
一応、その他の二つをご紹介
ロングボード
ごめんなさい。先に謝ります。
一応これも「スケボー」の部類に入るとは思うんですけど、個人的にこれはスケボーではないと思っている。
もし「ロングボードに乗りたいんだけどなぁ」って人はごめんなさい。
でもこれってスケボーというよりは「サーフィンのトレーニングボード」です。
一応形状はスケボーなんですけど、ここでいう「スケボー」からは外れている認識です。
ですので、「ロングボードに乗りたい」という人はごめんなさいさよならです。
クルーザー
オールドスクールなパウエルとかサンタクルーズとかのデッキはかっこいいです。アンチヒーローとかもかっこいいですねぇ~。
ただ、クルーザーでトリックしたいと考えてる人は結構「クセがすごいッ!!」感じのスケーターに仕上がっていきます。
どうしても街乗りで使うスケボーなので出来るトリック(技)も限られてきます。そしてやりにくいです。
オールドスクールな感じの技が多くなります(それはそれでかっこいいスタイルですが)
ペニーなどのミニクルーザーはトリック不可です。完全に移動用です。
移動用で考えているならありです。
むしろストリートのスケボーより機動性は優れているので移動用ならこちらを選びましょう。
しかしながら「スケボーの移動」に関して、日本はまだまだ冷たいです。
おばさまから「あら、危なっかしい!」なんて目でみられます。
スケボーに慣れないうちはクルーザーで街乗りしたくてもやめておいた方がいいです。
人のいないところで十分に慣れてから移動用に使うようにしましょう。
そして、出来れば車が通らないところで十分に歩道の幅があるなど安全に走行できる場所で滑るようにしましょう。
なんてことを考えると正直、日本の道路事情を考えればクルーザーは不向きです。
やはりロサンゼルスのビーチとかハワイの海岸とかが似合うんです(泣)
もし街乗りで使うなら十分に注意しましょう。
あとストリートのデッキを選んでウィール(車輪)だけ付け替えて街乗りを楽しむってやり方で2通り楽しめるって手もあるにはありますが、ウィールの付け替えは結構めんどくさいです。さらにスケボー続けるとウィールをとめているナットが削れるのでより付け替えがめんどくさくなってきますので、あまりおすすめしません
ストリートのデッキにクルーザー仕様のトラックとウィール。こんな感じ。
以上が大まかに分類したスケボー3種類です。
では続いてスケボーのパーツについて解説していきます。
スケボー各パーツのおすすめ
ここではスケボーがどのようなパーツで構成されているのかを説明します。
スケボーは下記の3つのパーツで構成されています。
- デッキ (板)
- トラック
- ウィール
さらに
デッキにはデッキテープが貼られていて
トラックはけっこう多くのパーツに分けることが出来ます。
ウィールの中には回りをよくするベアリングが入っています。
もし、自分ですべてを選んでスケボーを揃えるなら下記のような構成になります。
- デッキ
- トラック
- ウィール
- デッキテープ
- ベアリング
- ビス
そしてそれぞれにスペックなどがありますので、選ぶとなると割と困ります。
ですので、一番のおすすめは
既にすべてがセットになっているコンプリートデッキがおすすめです。
こちらはスクリーミングハンドで有名なサンタクルーズのコンプリートデッキ。シブいカモフラ柄のデッキ。
これなら各パーツを迷うことなく、コンプリートデッキを一つ選ぶだけで完成された「スケボー」が手に入ります。
細かく言うと各パーツのスペックがありますので、それぞれを別々に選んで一つのスケボーを組むことが出来るのですが、初心者のうちはそれほど気にしなくて大丈夫です。
また別々に選んだ場合、スペックは良いものを揃えることが出来ますが価格もそれなりに高額になります。
そういったことからも初心者が最初に選ぶ一台はコンプリートデッキがおすすめです。
しかしながら、安価のものを選ぶとすぐに壊れたり、デッキが折れやすいものだったりします。
基準として最低でも1万円以上のものを選べば大丈夫かと思います。
→楽天でスケボーコンプリートデッキを探す
→Amazonでスケボーコンプリートデッキを探す
初心者のうちの練習はコンプリートデッキで十分こなすことが出来ます。
スケボーにはデッキサイズというサイズがありますので、選ぶ際はデッキサイズはある程度見た方がいいかとは思います。
デッキサイズにつきましては後述しております。
コンプリートデッキのデメリット
とはいえコンプリートデッキにもデメリットはあります。
とうのもコンプリートデッキは初心者向けに用意されたセット商品なので、デッキはそこそこのものを用意していても、値段を抑えるためにトラック、ベアリング、ウィールは安価のものがつけられていることが多いです。
ウィールに関してはそれほど問題ありませんが、安価なトラック、ベアリングはずっと使っているうちに壊れます。
トラックは根元の部分で割れたり、キングピンという中央のメインのボルトが折れたりします。
ベアリングは「ウィール回すと異音がするな」と思ったら割れて中の小さな鉄の球がポロポロこぼれだしたりします。
しかし、これはコンプリートデッキについている安価な商品に限らず起こる現象です。
スケボーはコンクリートの上で飛び上がった全体重を支え、さらに手すりや縁石に打ち付けたりとかなりの衝撃をくらってます。
長い間乗っていればそりゃ壊れて当然です。
コンプリートデッキはちゃんとしたトラックやベアリングと比べると早く壊れるといった感じです。
ある程度壊れる覚悟はしておきましょう。
あと壊れる箇所で言うとデッキにトラックを留めている「ビス(ねじのこと)」もよく折れます。めちゃめちゃ折れます。
前と後ろに4本ずつ計8本あるのですが、1本2本程度折れてもまだ乗り続けられますが3本折れたらアウトです。トラックブレブレで乗れません。
スケボー初心者の方はすぐにビスが折れるということはないとは思いますが、スケボーの練習を続ければ絶対に遭遇しますので覚えておいてください。
そうなる前にストックしておけば安心です。破損する可能性のあるパーツはストックすることがおすすめです。
その昔、ビスのストックを切らした友人が前2本後ろ2本の状態で滑ってたことがありました。滑れないことはないですが、出来れば経験したくないです。友人はさらに1本折って計3本になり、残った3本をテール(後ろ側)のトラックに付け替えて、マニュアル(後輪だけで滑るウイリーの状態)だけ練習し続けてたなぁ~。「いや、買いに行け!」
ちなみにスケボースポットあるあるですが、折れたビスか、相方のナットがスケボースポットには必ず転がってます。それぐらい折れます。
さて話がそれましたが、「コンプリートデッキじゃなく全部自分で選びたいんや!」というリッチマンはそれぞれのパーツの選び方を読み進めましょう。
デッキのおすすめ
スケボーの一番の顔、「デッキ」。板とも言います。
デッキは
縦の大きさ
横の幅
をそれぞれ選びます。
正直、初心者のうちはデッキの横幅はそれほど気にしなくてもいいかと思います。
「あっ。この絵柄好き!」って感じのフィーリングが大事です。
フリップ(板を一回転させる技)系の技をやるには細い方がやりやすいのですが、初心者のうちはそんなこと考えなくて大丈夫です。フリップを練習しだすころには最初の板はボロボロになってるので、フリップを練習する頃には買い替えてます。
しかしながら、その買い替えのタイミングで太めの板を使ってた人が「俺も慣れてきたしフリップも練習したいし細めの板にしよう」と太めの板から形状の異なる細めの板に乗り換えた時、少し戸惑います。
「あれ、あんなに乗りこなせてたのにこの板めっちゃ乗りにくいやん。めちゃ下手になってる…」とへこまされます。最初のころは板の買い替え時には少なからずあります。
ですので、幅に関しては中間ぐらいのものがおすすめです。
デッキサイズ
スケボーのデッキサイズ(横幅)はインチで表されていて、7.5~8.5の間で展開されています。下記内容はだいたいのデッキのサイズ感です。
インチは1inch=2.54cmとなります。
サイズ | 特徴 |
---|---|
7.5~7.75 | 子供や女性向けのサイズ感 |
7.75~8.12 | 細くもなく太くもない標準的なサイズ感。おすすめ! |
8.5 | かなり太めの板。ボウルやバーチカルなどで使用することが多い |
スケボー初心者の方は7.75~8.12のデッキサイズで選んでいただければ大丈夫です。
細かくいうと、キックやコンケーブといった板の反りかえりのキツさも板によって様々ですが、初心者のうちはここも気にしなくて大丈夫です。
練習して上手くなってきたら意識する箇所です。初めのうちは気にしなくてOKです。
初心者におすすめのデッキサイズは7.75~8.12です。
トラックのおすすめ
デッキとウィールをつなぐトラック部分。
こちらも様々なメーカーからいろんなトラックがでています。
さらに横幅がありますので、デッキサイズに合わせて選ぶのがベストです。
しかし、こちらのサイズ感なんかもそれほど気にしなくて大丈夫です。なぜならデッキは定期的に買い替えることになるからです。
スケボーを長く乗っていると通常ならデッキ部分がまず初めにダメになります。板の買い替えは頻繁にでてきます。
そしてその時に幅を変えるからからといってトラックも一緒に買い替えるというスケーターはほぼいません。
板だけ買い替えてその他のパーツを付け替えます。7.75~8.12のデッキサイズに合うトラックであれば、支障ないかと思います。
各メーカーによってサイズ表記が違ったりするのでトラックメーカーで超有名な3社だけサイズスペックを表記しておきます
この3つのメーカーはスケボートラックの世界トップシェアのトラックメーカーなので初心者の方はこの中で選べば問題ありません。
7.0~7.2 | 7.5~7.75 | 7.75~8.0 | 8.1~8.25 | 8.3~8.6 | 8.6~8.9 | 8.9~9.5 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
インディペンデント | 109 | 129 | 139 | 144 | 149 | 159 | 169 |
ベンチャー | - | 5.0 | 5.2 | 5.6 | 5.8 | 6.1 | 6.1 |
サンダー | - | 145 | 147 | 148 | 149 | 151 | 161 |
上記のような感じなので、デッキサイズを7.75~8.12で選んだ場合、ちょうど真ん中の幅のものをがおすすめです。
またトラックの高さはハイ(Hight)とロー(Low)があります。
ハイ文字通り高めのトラック。車高が高くなり、地面とデッキとの間が開くのでオーリーをする時、より高いジャンプがしやすくなります。
ローは低めのトラック。車高が低くなることで安定して走行することができます。
初心者のうちはローのトラックを選びましょう。
正直初めのうちは『オーリーの高さ』など意識する必要が全くありません。まずはスケボーに慣れることを目指しましょう。
トラックの価格帯はおよそ4,000円から7,000円程度。これは単品の値段なので前後分で×2の価格になります。
それぞれ重さが違ったり、特徴があったりと様々です。
ブランド別に見ると
INDEPENDENT(インデペンデント)
インディペンデントは歴史のある老舗トラックメーカーで「インディ」の愛称で親しまれているトラックブランド。
ボウルやバーチカルに合わせたスムーズなターンを重視した、可動域を広くしたターンなどがしやすいつくりをしています。
スケートショップに行ったことがある人なんかは「マークに見覚えがあるなぁ」とかって人もいるかと思います。
VENTURE(ベンチャー)
ベンチャートラックは安定感を重視したトラックメーカー。
ストリートでのトリックをメインに開発されているため、ターン性能よりも安定性を重視したつくりになっています。
インディペンデントよりも後発ですが世界シェアを争うほどのトラックメーカーです。
THUNDER(サンダー)
サンダートラックは軽さを重視したトラックをつくるトラックメーカー
3ブランドの中では最軽量のトラックを作るほど軽量化に成功しているブランドです。
チタニウム性シャフトにしたトラックも作っていますがめちゃめちゃ軽いです!(お値段はそこそこします)
各社チタン性シャフトや空洞キングピン、軽量ベースプレートなど上位モデルにはそれらが施されているので、ぶっちゃけ高い金を払えば軽いのは揃えることができます。
では初心者におすすめのトラックはというと
ずばりベンチャートラックです。
これは好みもあるとは思いますが、一番安定した滑りが出来るのがベンチャーかと思います。ターン性能や軽さは初心者のうちは必要ありません。
どっしりの乗れる安定性のあるトラックを選んだ方がいいです。
高さに関してはロー(Low)です。
初心者のうちはオーリーの高さなど意識しなくていいです。ハイなどいりません。
また、ベンチャーの中でも最上位モデルなどは必要ありません。それなりの4,500円程度のもので大丈夫です。
ウィールのおすすめ
ウィールはソフトウィールとハードウィールの2種類があります。
ストリートで使用するのはハードウィールです。
ソフトウィールはクルーザーなどの街乗り用のウィールになります。ストリートで使えないことはないですが、トリックはやりにくくなります。
ウィールの硬さに関しては73A 99A 101Aなどといった数字で表されますが数字が高くなれば硬いものになります。
硬いほどスピードを出すことができます。しかしながらクッション性に劣るので小石やちょっとした凹凸をダイレクトでくらうことになります。
硬いものは路面が舗装されたパークなどで上級者が使うことが多いです。
初心者のうちは99Aを選んでおけば間違いありません。その後、上達するにつれ自身のスケートスタイルや滑る場所に応じて買い替え時に交換すれば良いかと思います。
ウイールのサイズに関して、ウイールは直径の大きさをmmで表記しています。
スケボーのウィールは一般的に50〜60mmのサイズのものが売られいます。ストリートでは50~55mm程度のものが使用されています。
トラックをローにした場合、ウィールは50~54mmまでにしましょう。
それよりも径の大きいものであればハイのトラックを選ぶようにしましょう。
ベアリングのおすすめ
ベアリングに関してですが、ベアリングはABEC(エイベック)という回りやすさをレベル分けしたものがあります。
ABECが高くなるにつれ良く回るベアリングということになります。
初心者のうちはABEC(エイベック)は気にしなくて大丈夫です。
というよりもABEC(エイベック)が高過ぎないものを選びましょう。
というのものスケボーに慣れていない初心者のうちに良く回るベアリングに乗るのは多少危険かと思います。(そんなに劇的に変わるわけではないですが)
ですのでそんなにスピードも必要ない初心者のうちはABECに関してはある程度抑えたものの方がいいです。その方が価格も安いですし。
初心者におすすめはABEC3か5。と言ってもABECは3、5、7の三段階なので7を選ばないってだけの話ですが。(ブランドによっては9もある)
さてブランドに関しては
BONES(ボーンズ)ベアリング
老舗のスケート用ベアリングメーカー。スケボー専用の高性能ベアリングを作り続ける老舗のメーカー。
プロスケーター達も愛用者が多い、壊れにくい高性能をうたったベアリングを展開しています。その分、料金は高めです。スペックに応じた安価版も作っていたりしますが、一番の主力であり売れ筋は高性能ベアリングです。
NINJA(ニンジャ)ベアリング
NINJA(ニンジャ)は日本製のベアリングになります。優れた製造技術を持った日本の工業製品の技術が生み出した高性能なベアリング。
丈夫で壊れにくく価格も高い性能に対してお求めやすいお値段に仕上がっている、コストパフォーマンスに優れたべリングメーカーです。
MINI LOGO(ミニロゴ)ベアリング
安価なスケートギアを展開しているスケートギアメーカー。とりあえず適な間に合わせで選ばれることが多いですが、安価とはいえそこそこ良い仕事はします。ミニロゴはウイールも製造していたりするので価格を出来るだけ抑えたいって場合にはおすすめです。
私がおすすめするのは圧倒的にNINJA(ニンジャ)のベアリングABEC5です。
価格もそこそこ抑えてくれてて高性能、壊れにくい本当にコストパフォーマンスに優れています。
とはいえ、ずっと使っているとベアリングは壊れますので何個かストックは持ってていいかと思います。そんな時のストック用でミニロゴはおすすめです。緊急時用に備えておくと便利です。
デッキテープのおすすめ
デッキテープのおすすめは
正直なんでもいいです。
デッキテープのグリップ力はそれほどどれも変わらないので、ビジュアルで選んでもOKです。こちらは個人の好みにお任せします。
「テンションが上がるもの」を選んでもよし!「トリックの時、気になるからベーシックな黒で」とかでもOK!好きなものを選びましょう。
ちなみにデッキテープの表面は紙やすりのようにグリップが利くものになっていますので、オーリーなどの練習を繰り返しすると靴に穴が開きます。
これはスケボーをするなら避けては通れない道なので覚悟しましょう。
まず初心者はだいたいの方がオーリーを練習すると思いますが必ず小指の付け根ぐらいに穴が開きます。
コンバースのオールスターみたいなキャンバス地のペラペラスニーカーなどでは一瞬なので予算があるならスケートシューズをはじめから購入しても良いかと思います。
普段履きの靴をダメにするならどちらにしても何かしらの靴は必要かと思います。せっかくなんでスケートシューズを選んでみてはどうでしょう。
こちらも「スタイル」の話になってきますが、スケートシューズを履いてると「俺ってスケーター」って気分が盛り上がります。スケボーの練習を続けていくモチベーションにもなるのでおすすめです。
さらに小指に穴が開きだしたりなんかしたら「ほらほら見て見て、俺ってスケーターなもんで。」って気分にひたれます。
靴に穴があくまで頑張りましょう。
靴に穴が開くのを遅らせるために「シューグー」という靴修理用の補修材を使った対策があります。スケーターはかなりお世話になります。
「シューグー」は接着剤のような合成ゴムなので、オーリーで擦れる部分に塗っておくと穴あき対策になります。穴が開く前に塗るのが良いのである程度練習が進んだら購入してみて穴あき対策を先にしておいてください。これでだいぶスケートシューズは長持ちします。
あると便利なもの
スケボーを練習していてあると便利なものは「工具類」です。
スケボーをしているとビスが緩んで来たりするので各種ビスやナットを締める工具類を持っておいた方が良いです。
100円均一のものでもよいのでサイズに合ったドライバー、スパナを用意しておくことをおすすめします。
余裕があるならスケートシューズも揃えたい
予算に余裕があるならスケートシューズも揃えておきたいところです。
というのもスケボーは靴の消耗が激しいスポーツです。スケートシューズのブランドのものを選ばなくてもスケート用の靴は用意しておいた方が良いです。
スケボーシューズの選び方についてはスケボー用の靴はどこに売ってる?どこで買える?おすすめスケボーシューズをご覧ください。
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スケボー初心者おすすめのまとめ
色々書いていたらかなりの長文になりました。
ここまで読み切った人は奇跡の人です。
初心者におすすめするスケボーをまとめておきます。
- スケボーのデッキサイズは7.75~8.12
- トラックはベンチャーの5.2か5.6のロー
- ウィールは99Aの50~54mmのもの
- ベアリングはNINJA(ニンジャ)のベアリングABEC5
- デッキテープは何でもOK
といった感じです
こんな記事を最後まで読み切る熱意があれば必ずスケボー上手くなります!それだけの集中力と根気があれば必ず上手くなります。
スケボーは反復練習です。最初は上手くいかないかもしれません、上手く滑っている人を見てそのイメージを頭で描きながら同じ動きが出来るよう練習を繰り返しましょう。