といったスケボー初心者でスケボーの時にどんな靴を履いて練習したらいいのかわからないという方のために、『スケートシューズ』と言われる、スケボー用の靴について解説いたします。
この記事を読んで、レベルに合わせたスケボー用の靴を見つけてください。
この記事でわかること
- 初心者がスケボーの時に履く靴とは?
- スケボーシューズの種類やブランド
- スケボーシューズが売ってるところ
- スケボーシューズのケア
スケボー初心者には朗報?悲報?初心者のスケボー用の靴とは…
スケボー始めたたての初心者が穿くべきスケボー用の靴。
せっかくこの記事を読んでいただいて申し訳ないですが、
初心者スケーターは
正直、丈夫であれば、どんな靴でもいいです。
「どんな靴でもいい」というと多少語弊がありますが、オーリーの練習を始めるまでのチクタクやショービットといった、足を摺り上げる動作のない技の練習段階であれば、どんな靴で練習しても構いません。(もちろん革靴などはNGであくまで運動靴の範囲でですが)
またオーリーなどの練習を始めるにあたってもわりとどんな靴で滑っても大丈夫です。
ただし「どんな靴でも良い」というのは「どんな靴を選んでもそれほど上手く滑れるわけじゃないよ」といった意味です。
ベストチョイスかと言われればそういう訳でもありません。
付け加えるなら初心者スケーターがスケボー用の靴で考慮すべき点は『ボロボロになってもいい靴かどうか』という点です。
スケボーの表面はデッキテープと呼ばれる紙やすりのようなものが貼られています。
これはオーリーなどの摺り上げ時に板との抵抗を生み、板を浮かせるために必要なものです。
スケボーでトリックを決めようと思うと、このデッキテープに足を擦りつけることが必須です。
毎回毎回、紙やすりに靴を擦りつけるようなものなので靴はすぐにボロボロになります。
ですので、お気に入りの大事に履いてる靴なんかで滑ったらひどいことになりますので、『ボロボロになってもいい靴』で滑るようにしましょう。
また、スケボーが上手くなろうと思うと繰り返し反復練習が必要です。同じ動作を繰り返しすることで靴にも同じ個所にダメージが蓄積されます。
その為、『靴の丈夫さ』も重要なポイントです。
履いてる靴は丈夫な(厚手のものなど)ものの方が良いです。
コンバースのオールスターのような『キャンバス地一枚』といったペラペラの靴では一瞬で穴が開きます。そのような靴では滑らないようにしましょう。
滑ったとしてもプッシュやチクタク、ショービットなどの技までです。オーリーのような摺り上げの動作を行う技を練習し始めたならキャンバス地などはNGです。
さらに、オーリーなどの板の摺り上げ動作をする上で、デッキテープの食いつきの良いスウェード地やレザー、キャンバスなどのものを選びましょう。エナメルなどの表面が硬い生地のものなどは避けましょう。
食いつきの良い素材でいうとスウェードが一番です。スウェード地であればベストですが、レザーのものでも構いません。また耐久度では劣りますが、キャンバス地のものでもデッキテープの食いつきは良いです。
スケボー用の靴ポイント
- ボロボロになってもいい靴かどうか
- 丈夫な靴かどうか
- 出来れば表面が適した素材(スウェード、レザー、キャンバス)のもの
出来るだけ安いものを選ぼう
スケボー初心者の頃はとにかく反復練習が必要です。
上手くなるには「誰にも見られずひっそり練習」というような泥臭い練習量がものをいいます。
その練習量の分だけ、靴も駄目にします。オーリーを繰り返し、練習していると前足(レギュラースタンスなら左足)の小指側に必ず穴が開きます。これはスケーターの宿命です。
スケボーをずっと練習していると絶対に靴に穴が開きます。
その為、スケボーをする時に選ぶ靴は安いものをおすすめします。
初めのころはひたすらオーリーを練習し、何度もすり足を繰り返すので結構すぐに靴に穴が開きます。めちゃめちゃリッチなお金持ちならそこまで言いませんが、何度も買い替えるとけっこうな金額になりますので、出来るだけ安いものでいいです。
完全に履きつぶす前提で、ノーブランドの良く分からない運動靴なんかでもいいぐらいです。
シューグーで補修して使い込む
スケーター必須アイテムなのが靴補修材の『シューグー』です。
スポンサーのついたプロスケーターかよほどのリッチマンでない限りはスケーターならお世話になる、必須アイテム靴補修材『シューグー』です。
乾くと合成ゴムになるチューブ状の靴補修材となります。オーリー足を繰り返して穴が開いた靴の穴部分をふさぐ際にこのシューグーを使います。
本来はすり減った靴の踵の補修やソール剥がれの接着などに使うものらしいのですが、はっきり言って「スケーターの為に作ったものなんじゃないの」というぐらいスケーターはお世話になるアイテムです。
一本1,000円程度なので一本は持っておいた方が良いです。靴を何度も買い替えるよりもよっぽどコスパに優れています。
ポイントとしては靴の穴が開く前に靴が擦れる部分に薄く塗ってやることです。
そうしてまた練習をしているとシューグーを薄く塗った部分が擦れてはがれてくるので、そうなったらまた薄く塗ってやるというように「靴の穴補修」というよりも「靴の穴あき防止」として使うことでより靴が長持ちします。
シューグーのカラーは白、黒、ナチュラル(ベージュっぽい色)、透明、のカラーがあるので自分の靴に合ったものを選びましょう。どんな靴でも合わせられる透明のカラーが一番使いやすいです。
高価なスケートシューズを買い替えるよりも断然コスパに優れています。大体のスケーターは右足か左足、時には両足、シューグーの補修痕のある靴を履いています。「スケーターである証」とも言えるぐらい当たり前に使うものなので一本は備えておきましょう。
とは言え、ちゃんとしたスケートシューズが欲しい方のために
とは言うもののスケボーをやっているからにはちゃんとしたスケボーブランドの靴がほしいところですよね。
いくらボロボロになるからと言って、量販店で見つけた最安の「中学の時の指定の白靴みたいな靴」で滑り続けるなんてダサいという方のためにいくつかおすすめスケートシューズをご紹介。
ブランドで選ぶ
スケートシューズブランドは様々ですが、代表的な人気のブランド5つをご紹介
NIKE SB (ナイキエスビー)
言わずもがなの大手スポーツブランド『ナイキ』のスケートラインです。『NIKE SKATE BOARD』の略『SB』の名を冠したこのラインは2002年の頃から本格的にスケボーシューズ界に参入し一気に地位を確立しました。
完全にスケボーシューズでは後発ですが、そこは大手のやり方。有名ライダーと次々契約してスケボーシューズとしての『ナイキ』の存在感を存分にアピールし続けています。
いまではスケーターのみならず、日常的な普段履き用として一般人に浸透するほど、スケボー用、ファッションアイテムどちらでも使わています。
ETNIES(エトニーズ)
1986年にスケーターのピエール・アンドレによって作られた歴史あるスケートシューズブランド。「商業的なやり方」をせず、「スケーターのことを考えた商品」を作り続ける本格派志向のアイテムを展開する。
その点は、正直「商業的な展開」をするNIKE SBとは一線を画す。
エトニーズを運営するソール・テクノロジー社では他に『EMERICA(エメリカ)』『éS(エス)』といったスケートシューズブランドも参加に収める。
LAKAI(ラカイ)
1999年に『GIRL(ガール)』の創設者のリック・ハワードとマイク・キャロルによって作られたスケートシューズブランド『LAKAI LIMITED FOOTWEAR(ラカイ リミテッド フットウェア)』。
「自分たちが履きたいスケートシューズ」を考え、スケーターによるスケーターの為のスケートシューズを作り続ける。
DC SHOES(ディーシーシューズ)
94年にスタートしたスケートシューズブランド。日本でも人気を博し、スケートジャンルに留まらず多くのファンを抱える大手ブランド。
DC SHOESのロゴマークはフランスの有名ブランドのマークをパロディーにしたもので特徴的で覚えやすい。
またスケートシューズに留まらずスノーボードやラリーのスポンサーなど幅広いジャンルで商品展開している。
VANS(バンズ)
カルフォルニアで1966年より始まったスニーカーブランドVANS。その製品の丈夫さから当時のスケーターの間で話題となり、伝説的なスケートチーム「Z-BOYS」がVANSの『オーセンティック』を履いたことにより一気にスケボーシーンに広まった歴史あるスケートシューズブランドのひとつ。
クラシカルなシンプルなデザインのものが多く、コーディネートもしやすいので普段履きのスニーカーとしてもおすすめ。
スケボー時に必要なクッション性や強度面を考えるとプロモデルを選んだ方が良いです。
スケートシューズはどこで買う?
スケボーシューズはどこで買えばいいのか?
そもそもスケボーシューズはどこに売ってるの?
といったスケボーシューズが売っているところをご説明いたします。
オンラインショップでスケボーシューズを買う
やはり品揃えで言えば『オンライン』に勝るものはありません。
靴なので試着をしてみたいところですが、ショップの数とそれぞれのお店が取り扱う商品ラインナップを考えるとあらゆるスケボーシューズが選択可能になります。
レビューなどである程度のサイズ感を把握しつつ、オンラインショップで探し出すといった買い方が一番お手軽です。さらに『楽天スーパーセール』や『Amazonセール』など定期的に行われるオンラインショップのセールではスケートシューズはわりと格安で出品されることが多いです。
残り一点のラストの商品とかだと激安だったりします。「サイズが合わない」といった多少のリスクはありますが、消耗品のスケボーシューズですので格安で手に入るならオンラインショップという選択肢は大いにアリな購入先です。
大きなセールが行われる際には要チェックです。
スケボーショップで靴を探す
スケートシューズの売ってるところというと横乗り系スポーツ用品店で数多く取り扱いがあります。
横乗り系というとスケボー、サーフィン、スノーボードを指す言葉ですが、横乗り系の全国展開のお店というと『ムラサキスポーツ』が有名です。
ムラサキスポーツであれば様々なブランドのスケートシューズを比較することが可能です。
「実際に試着して感じを確かめて買いたい」って人はムラサキスポーツがおすすめです。
だいたいスケボーコーナーにはスケーターの店員さんがいるので色々アドバイスをもらえたりします。(スタッフさんにもよると思いますが)
アウトレットでスケボーシューズを見つける
アウトレットモールでスケボー用の靴を見つけるのもアリです。たまに掘り出し物が格安だったりします。
ブランドは限られてしまうのですが、『NIKE SB』『VANS』『DC SHOES』『element(エレメント)』といったブランドであればアウトレットモールに店舗を構えていたりするので、そこでアウトレット価格のスケボーシューズを見つけるといった買い方もおすすめです。
私はその昔、アウトレットモールの『VANS』のお店でサンプルセールが行わていて、まだ日本で売られていない海外のプロモデルを2000円でゲットするといったこともありました。
それ以来、アウトレットの近くを通るときにはわざわざお店に足を運び何かないかチェックするようになりました。そういった掘り出しものが出てくることがあるので是非、アウトレットに行かれた際はチェックしてみてください。
アウトレットには大体、店舗のあるNIKEも要チェックです。
店の奥の方にある靴をサイズ別に並べた売切りのコーナーでも掘り出しものが見つかったりします。ぜひNIKEの靴コーナーもチェックしてください。
まとめ:スケボーシューズは消耗品。小まめに買うしかない
スケボーシューズは消耗品です。スケボー上達の為にはデッキと靴はボロボロにしてこそです。
「スケボーシューズをどこで買う」というよりも「どこでいかに安く買えるか」といったことが必要になってくるかと思います(もう一度言いますがリッチマンは対象外です)
ぜひ、スケボーシューズを手に入れてスケボー上達を目指してください。
スケボーライフが楽しいものになることを祈っています。