中年男性①
おじさんに似合うファッションがわからない
中年男性②
服選びで迷う。中年用のファッションってどんなもの?
中年男性③
おすすめのおじさん向けファッションが知りたい
こういった悩みを持ったおじさん世代の中年男性に向けての記事となります。
おすすめのブランドなどだけでなく、『おじさん向けの服選びの考え方』そのものをお教えします。
「このブランドがおすすめ」といった短絡的なものではなく、『服選びの根本』をご説明いたします。
おじさん用のファッションがわからないといった悩みをお持ちの方は、この記事を読んで「ファッションを楽しめる」ようになってください。
この記事でわかること
- おじさんが服選びをする上で重要なこと
- ファッションとはどういうものか
- あなたが着るべき服
『おじさんファッション』で重要なこと
『ファッション』というと、「流行に敏感で流行りに合わせたスタイルを着こなして今風にコーディネートして」、といったコレクションのようなイメージを持たれるかもしれませんが、一般人が『ファッション』と言っても何もそこまで流行に敏感になる必要はありません。
特に我々おじさん世代のファッションの場合、流行よりももっと重要なポイントがいくつか存在します。
『おじさんファッション』を語る上で重要なポイントを順にみていきましょう。
①おのれを知る
おじさんがおしゃれをする上で絶対に知っておくべきこと
それは己(おのれ)です。
と思わないでくださいね(笑)重要なポイントですので。
「己を知る」とはすなわち「自分自身を知る」ということです。
正直、「このブランド(この服)がおすすめです」といろんなサイトやファッション雑誌なんかで紹介されていても、自分自身の容貌に似合うとは限りません。
まずは自分自身を知り、どういった服が似合うのかをしっかりと見極める基準を持ちましょう。
知っておくべき『おのれ』ポイント
- おのれの体型を知る
- おのれの風貌、雰囲気を知る
- 見た目の年齢
おのれの体型を知る
ファッションに於いて、『自分の体型を知る』ということは重要です。
このことを無視して、自分の体型にあっていない服を着ている人が割といます。
とくに多いのが、「昔は細くて、若い頃のファッションをそのまま着ているけど、体型はすっかりおじさん体型になりお腹がポッコリ出てきてしまっている」といったタイプの人です。
ボトムは細身をギリギリねじ込んで、トップスも同じように身体に沿ったピッタリしたものを選んでいるが、でっぷりと肥えたお腹は隠しきれず、はち切れんばかりに伸びた着方をしている人です。
こういった着方をしている人はどれだけ一流のブランド物を着ていようがカッコ良い着こなしには見えません。
自分の体型を知るということは非常に重要です。
またこの逆に細身の中年男性がストリートっぽいダボっとしたオーバーサイズを着こなすこともみすぼらしく見えます。
最近はやりのオーバーサイズのオープンカラーシャツやTシャツなんかをダボっと着る着方もありますが、この着方が似合うのは若い子だけです。細身のおじさんがオーバーサイズで着こなすには見栄えが悪いです。
標準体形であればそれほど問題ありませんが、はやりおじさん世代だと「お腹が出ている」「昔よりかなり太った」といった方が多いです。そういったことからも自分のいまの体型を知ることは非常に重要です。
ココがポイント
自分の体型を知り、自分に合う服をしっかりと理解しましょう。
おのれの風貌、雰囲気を知る
体型に加えて「自分の風貌と雰囲気を知る」ということも大切です。
硬派なキリっとした男っぽい印象の人がフェミニンな服装は似合わないですし、逆に童顔で幼く見える顔つきや風貌の人が、ライダースみたいな男くさいファッションは似合わないというように、その人が持つ雰囲気もファッションでは重要です。
ポイント
『自分が持つ雰囲気』+『雰囲気に合った服装』 = 『おしゃれ』
ということを知りましょう。
ココがポイント
自分の雰囲気に合うものが『自分に似合う服』
見た目の年齢
「年相応」という言葉あるようにおじさんのファッションにおいて「見た目の年齢」も考慮しましょう。
例えばですが、ド手なプリントが全身に入っているジャージみたいな服は中年世代には合いません。
絶対にダメというわけではありませんが(その人が持つ雰囲気にあっていれば良いかと思います)ド派手なテイストのものでラフなものなんてのは若い子向けであるものが多いです。またはちょっとヤンチャな人向けの服かです。
「その年でまだそんな恰好しているの?」と思われてしまうようなテイストのものは避けましょう。
それなりに年相応のテイストのものが良いです。
またその逆に「じじくさい」ようなおじいさんテイスト溢れるアイテムや色目の服などになっていないかも注意しましょう。
こちらも雰囲気があっていればそれほど問題ありませんが、地味過ぎるおじいさんテイストのものでまとめたファッションだとカッコ良さは感じられません。
ジーンズにTシャツといった昔からいまでも不変のテイストであれば問題ありませんが、自身の見た目の年齢に合わないテイストのものは避けたいところです。
自分の「見た目の年齢」もどのようなものなのか知っておくと服選びがしやすくなります。
ココがポイント
見た目の年齢を考慮した服選びをする。
②誰のためのファッションなのか
次に考えておきたいのは「誰に良く思われたいファッションなのか」ということです。
どういうことかと言うと、おじさんになってもファッションに気を遣うということは誰かにかっこ良くみられたいからであって、その為におしゃれをするわけです。
それは
- 自分自身が気分よくありたいから
- 家族にかっこいいと思われたいから
- 気になる女性から良く思われたいから
- 一般的に見ておしゃれと思われたいから
などです。
大半の人が、「一般的に見ておしゃれと思われる格好でありたい」と思いおしゃれに気を遣うわけですが、それ以外の特定の人に好かれたい、良く思われたいといった目的がある場合のファッションは、一般的に見ておしゃれと言われる格好とは異なります。
この場合、特定の人に良く思われたいファッションであって、ターゲットの趣味に合ったその人に好かれるファッションでなければなりません。
誰に良く思われたいファッションなのかということを今一度考えましょう。
自分が気分よくあるためのファッション
自分の為にファッションに気をつかうという方は「自分が着ていて心地いいもの」を選べば問題ありません。
この場合「どんな服を着ればいいかわからない」といった悩み自体ないとは思います。
「自分が気分よくなれるファッション」ということであれば他人の目や意見など関係ありません。
自分の感性の赴くままに服選びをしましょう。
家族に良く思われたいためのファッション
家族からの評価を良くしたいからファッションに気をつかう場合は家族の意見が第一になります。
一番簡単な方法は服選びの助言を家族に求めることです。自分自身が「え?これがいいの?」と思うような服装でも家族からの支持があるものが判断基準となります。
しかしながら、この場合、普段から家族とのコミュニケーションが取れている場合が前提です。
普段あまり会話がないのにいきなり「お父さんってどんな服装が似合うかな?」なんて質問しても「突然どうした!?」と思われて不審がられます。
家族とのコミュニケーションを取りながら服の好みを聞き出すようにしましょう。
特に娘さんのいるお父さん。娘さんのスタイリング欲に火が付けば「私がコーディネート考える!」と一気に話が進みます。
こうなれば、娘さん好みの服をチョイスしてもらえ、娘さんからの印象も格段に上がります。娘さんが選んだ服であれば、奥さんからの評判もきっと悪くありません。
一番いい流れです。
しかし、一点注意しておきたいのが、一時『お父さんをコーディネートする』ことにハマる娘さんですが、そのうち飽きることもあります。飽きてきているのに「お父さん今度はどんな服装が良いと思う」としつこく質問すると、面倒くさがられます。
そうならない為にも娘さんのおしゃれにも目を向けて褒め言葉のひとつでもかけておきましょう。普段から「俺はわりとファッションについて興味あるんだぜ」といったアピールです。
お互いのファッションについて意見交換が出来ればファッションも磨けてさらに家族の仲も深まるのでおすすめです。
実際、家族の意見を聞いてみて自分でも気づかなかった「自分に合った服」が見つかったりします。家族とのコミュニケーションもとれてさらにおしゃれになれる素晴らしいことですので是非実践してほしいです。
気になる女性から良く思われたいファッション
一番難しいパターンです。
何よりものをいうのが「どれだけリサーチ出来るか」にかかっています。
ターゲットの女性の「好きな男性ファッション」を探るあらゆる手段を講じてみましょう。
すでに日常会話をする関係であれば、服装の話を自分から振ってファッションについて話をしましょう。何かしらの糸口は見つかるはずです。
会話をしたこともない「憧れの女性」ということであれば残念ながら「気を引くためのファッション」とまではいきません。好みを知るすべがありませんので、後述する「一般的に好かれるファッション」を目指しましょう。
一般的に好かれるファッション
一般的に見て「おしゃれな」ファッションですが、これは定義するのが非常に難しいです。
ファッションに正解はなくあくまで「好みの問題」になりますので、「一般的に見ておしゃれなファッション」の基準を設けることが困難です。
しかしながら、判断基準は存在します。おしゃれなファッションではなく好かれるファッションというものです。
流行には左右されずいまも昔も「男前」の大前提としてあるものです。
それは清潔感です。
単純明快なものですが、一般受けするファッションに於いて「清潔感」は重要です。
また清潔感に加えて「紳士的」や「気品さ」「上品さ」といった要素も不変のカッコ良さです。
やはり、おじさん世代の服装ならば、ラフなTシャツよりも上品な襟付きのシャツ、くたびれたスニーカーよりも磨かれた革靴といった清潔感が世間一般では高評価です。
これはあくまで一般論ですので「好み」とは別問題です。もちろん「私はストリートっぽいラフなスタイルがいいなぁ~」なんて女性もいたりしますが、「清潔感」のある恰好をしていて「女性に嫌がられる」ということは絶対にないので一般論として好かれるファッションとして考えてください。
ココがポイント
誰のためのファッションなのかを考える
③理想を持たない
厳しい現実を突きつけますが、芸能人やモデルなどといった「カッコいい男性像」を理想とするのはやめましょう。
もちろん人それぞれなので芸能人やモデル並みのスタイルでカッコよく服を着こなせるといった人もおられるかとは思いますが、この記事を読んでいる人は圧倒的に標準的な体型の一般人のはずです。
理想のスタイルはテレビや雑誌で見るような腹筋がバキバキに割れたスマートマッチョなナイスガイでしょうが、現実問題そこまで肉体改造するのは難しいので「こうなりたい」といった理想像は持たないようにしましょう。
もし自分のお手本とするファッションを見つけるなら、身長体重などの容姿や雰囲気が自分に近い人にしましょう。
先述した「おのれを知る」でもご説明しましたが、自分の体型を知り雰囲気を知った上で自分に似合うファッションを探すのですから、お手本とする人物も極力自分の体型に近い人物にしましょう。
「あぁジョニーデップかっこいいなぁ~。よーし俺もジョニーデップみたいになるぞぉ~」なんて高望みはやめておきましょう。
もちろん体型や雰囲気が近ければぜひジョニーデップを目指しましょう!
ファッションとは?おしゃれとは?
では具体的にファッションやおしゃれについて考えてみましょう。
世の中にはいろいろなファッションが溢れ、様々なおしゃれが存在します。
またインターネットの普及やSNSの進化により、いろいろな価値観が生まれファッションも様変わりしました。
もう昔のような大きな「トレンド」と呼べるものはなくなりつつあります。
いま「ファッション」や「おしゃれ」といってもそれぞれの価値観によりカッコいいものおしゃれなものは人によって全く異なります。極論を言えば、毎日服を選ぶことに労力を割きたくないからと毎日同じコーディネートで過ごしていたスティーブジョブスの生き方そのものをカッコいいと感じるといった価値観も存在します。
あまり見た目だけにとらわれず「ライフスタイル」そのものをカッコいいもの、おしゃれなものへと意識することも大切だと言えます。
それは生き方だったり、趣味だったり、自分が誇れるものなど、それらが自信となって内面からにじみ出るようなものです。
そういった「カッコ良さ」にも目を向けましょう。
とはいえ、やはり見た目のファッションにも気を使いたいのがほんとのところ。
ではおじさんならどういった服装を選べばよいのか具体的な実例を見ていきましょう。
おじさんに似合う服装
正直「おじさんに似合う服装」と言っても、先にも述べた通り「体型」や「それぞれの雰囲気」や「個性」などが大きく影響しますので一概に「おじさん向けの服装はこれで決まり!」と言ったことは言えません。
あくまで一般論での話になります。
「比較的こういった服装がおじさんにはおすすめですよ」程度のものとお考え下さい。
「よし、おじさんはこの服を着たらOKなんだな!」と短絡的に思い込むのはNGです。しっかりと自分の雰囲気や体形に合うのかを吟味して似合いそうと思えたならコーディネートに取り入れましょう。
おじさんにおすすめの服装①アメカジ
ズバリ、アメカジです。
おじさん世代にズバリ、ハマる似合う服装はアメカジ(アメリカンカジュアル)です。
と言った方は『ダウンタウンの浜ちゃん』をイメージしてください。または『奥田民生』さんなどです。
色落ちのすすんだジーンズにTシャツ、スカジャン、デニムジャケット、チェックシャツなんて感じの「昔から変わらない王道のファッションスタイル」です。
しかもアメカジのスタイルはお腹がポッコリ出てしまったおじさん世代でもおしゃれに着こなせるスタイルです。
選ぶアイテムのポイントとしては、Tシャツやトレーナー、パーカーなどのカットソー類は現行のデザインのものは選ばないこと。カレッジテイストのものやシンプルデザインの無地のものなどがおすすめです。プリントなどが入ったTシャツなんかだと70年から80年代ぐらいの雰囲気のものが良いです。
しかし、正直アメカジはあまり女子受けがよくありません。
わりと男受けが良いのがアメカジですが、女子からは「普通」「清潔感がない」とそれほど高評価ではありません。
体型的にもスタイル的にもおじさん向けのファッションではありますが、女子評価が低いのは少し残念です。
そこでおすすめなのがアメカジファッションに50S(フィフティーズ)の雰囲気を足したファッションです。
フィフティーズと言えば、バギーシルエットの太めのパンツ、ボウリングシャツなどの開襟シャツ、ハットに革靴といったテイストです。芸能人で言えば『ケンドーコバヤシ』さんのファッションがそういった感じです。
しかも『ケンコバ』さんならおじさん世代の体型にも近い有名人ではないでしょうか。わりとお手本になる体型の人は多いはず。
フィフティーズの良い点はアメカジにプラス「清潔感」が備わっているところです。
色落ちの進んだジーンズでも上はバシッと整ったオープンカラーのシャツ(開襟シャツ)なんてコーディネートであれば清潔感も漂います。帽子(または髪型)や靴にも気をつかえば一気におしゃれ上級者です。
これなら女子受けも良いです。
ブランドでいえば「ドライボーンズ」なんかがおすすめです。
(ちなみに上の画像もドライボーンズのアイテムです)
『Dry Bones(ドライボーンズ)』ではフィフティーズのテイストのアイテムを展開し、適度に「抜け感」のあるキメ過ぎないスタイルがめちゃおしゃれです。
気になる方は一度のぞいてみてください。
下は普通のジーンズで大丈夫なので、トップスを一味違うテイストのものでコーディネートしておしゃれな雰囲気を演出しましょう。
無難な普通のシャツで合わせるよりも開襟シャツなど「色気」が漂うアイテムで合わせるのがポイントです。
出来れば、靴も革靴、髪型(またはハット)もセットして、トータルでコーディネートしましょう。
おじさんにおすすめの服装② おじさん向けファッションサイト
「アメカジそれもフィフティーズがかっこいいのは分かった。でも自分には似合いそうにない…」って人もご安心ください。
そんな方には『おじさん向けファッションサイト』がおすすめです。
おじさん向けのファッションサイト『Mr.GEORGE(ミスタージョージ)』は中高年向けのアイテムをそろえた『大人の為のファッションサイト』です。
展開しているアイテムはすべておじさん向けの商品です。しかも「カッコいいおじさん」をテーマに選び抜かれたアイテムです。
安心してお買い物いただけます。
「う~ん、この商品は若者向けかなぁ」なんてことがありません。すべておじさん向けのアイテムなんです。
全身のコーディネート例などが出ているのでまとめてのコーディネートもイメージしやすく便利です。
とても買い物しやすいと思いますので、ぜひ一度のぞいてみてください。
おじさんにおすすめの服装③専属のスタイリストにお願いする
自分に似合う服装がわからないって人は最終、他人に委ねましょう。しかも専属のスタイリストに任せてしまいましょう。
とお思いの方。そうですスタイリストにお願いできるサービスが存在するんです。
あなたの専属スタイリストが全身コーディネートを考え届けてくれる【ベストスタイルミーダイレクト】というサービスですが、自分に似合う服装がわからないって人にはとても便利なサービスです。
あなたの代わりに通常よりも安い価格であなたに合った服を選んでくれるので「時間とお金の節約」にもつながります。
またどんな服が届くのかワクワク感も楽しめるので、自分で選ぶのがめんどくさい、しんどいといった人にはもってこいのサービスです。
興味のある方はチェックしてみてください。
ファッションに正解はない
ここまで読み進めてみてファッションについていくらか考えがまとまったでしょうか。
正直、ファッションに正解はありません。
あるのはそれぞれの価値観だけです。
AさんがかっこいいものをB君がかっこいいと思うとは限りません。人それぞれの判断基準が存在します。
ここまで読み進めてもらって申し訳ないのですが、ぶっちゃけファッションとは自分さえ良ければそれでいいんです
「カッコよく見られたい」といった感情があれば、「誰にカッコよく見られたいのか」ということをはっきりとしてその人に向けて着飾ればいいんです。
しかしそれも突き詰めれば「自分をよく見せたい」といった自分の為の感情です。
つまりは自分が良くなるためにするものです。
「どんな服がいいのかわからない」と思い悩むよりも自分が心地よいものを選んで、気分よく毎日を過ごせるものがあるのならそれが正解だと思います。
おじさんとは言えファッションに気を遣おうとしているあなたはすでに「ハンサム」な男前です。自分にとっての最良がどういったものかを感じ、考えながらファッションを楽しんでもらえたら幸いです。