「うちの子は一日に何時間もゲームをしている」
「勉強もしないで何時間もゲームばっかりし続けている」
「うちの子供はゲーム依存症かも…」
などといったゲームに夢中になり過ぎるお子さんを心配する親御さんは多いかと思います。
しかし、心配することはありません。
ひとつのことに打ち込めるということは立派な特技です。
たとえそれがゲームであってもそれはその子の成長するチャンスでもあるのです。
正しいゲームとの付き合い方を実践すればそれは特技になり、自己肯定感へとつながる自信を持てるものへと進化します。
こちらの記事では順を追って、「ゲームが子供を育てる」ことについて解説してまいります。
ゲームは遊びを超えたカルチャーへ
昔から親にとっての子供の「ゲーム」は勉強の妨げだったり、ゲーム脳やゲーム依存症といったネガティブな印象が付きまとう悪いものというイメージが定着しているかと思います。
まずはその「ゲーム=悪」という印象を改めてください。
現在、ゲームをスポーツとして楽しむ「eスポーツ」が世界各国で行われています。またeスポーツの大会も数多く開催され、優勝賞金数億円といったすごいものまで存在します。
もはや現代ではゲームはプロスポーツ並みの存在になりつつあります。
まだまだ日本では「景品表示法」「風俗営業法」「賭博罪」などの法律によって、ゲームの大会に高額賞金を出すことは難しいですが、日本でも着実にゲームが市民権を得てきています。
それは、YouTubeでのゲーム実況やeスポーツ選手として企業からスポンサーを受ける実業団ゲーマーなど、
ゲームでお金を稼ぐことが当たり前になりつつあるからです。
eスポーツはすでにエンターテイメントとして人々に受け入れられています。
eスポーツで勝利することはプロスポーツ選手が勝利の栄光を手に入れることと何ら変わりがありません。
すなわち、お子さんがゲームに熱中し何時間もプレーするのは、子供が「サッカー選手になりたい」とか「将棋のプロ棋士を目指す」といったことで、それぞれサッカーや将棋を打ち込み続けることと変わらない時代が来ているのです。
「サッカー選手になりたい!」といってひたすらサッカーの練習をする子供にあなたは「サッカーは一日一時間だけ」とたしなめますか?
本気で打ち込んでいるものであればそれを伸ばしてあげることで子供が成長することもあるのではないでしょうか?
まずはなぜ子供がゲームにそれほど熱中するのかを理解してあげましょう。
そこには子供なりの達成感、自己肯定感などが存在していることでしょう。
ゲームに熱中する子供に対して
とはいえ、すべてのゲームの時間を容認し子供が好きなだけゲームをさせていいということでもありません。
日常生活に支障をきたすほどゲームに熱中するのであれば、世間一般的には「ゲーム依存症」といったことになるかと思います。
しかし、「ご飯を食べるほど熱中する」といった状態は「何かを得る」または「何者かになり得る」ためにはある程度必要な『情熱』かとは思います。それがゲームばかりに熱中し、すべてを忘れて没頭するだけで終わるのか、それともゲームに没頭したがその先に何かを見つけるのかはその子、次第でしょう。
親としてはゲームに熱中させるだけでなく、その先にどういった未来があるのかを考えさせてあげるべきです。
それは先述した
「eスポーツの今後の可能性」
「SNSでのゲーム実況」
などでも良いかと思います。また、ゲーム開発に興味を持たせることもいいかと思います。
また、ゲームを通して子供の成長を促す点で重要なことは
ゲームをしている子供を否定しないこと
です。
ついつい、親はゲームをしている子供に「いつまでゲームしてるの勉強しなさい」とか「ゲームなんかで遊んでないで外で遊びなさい」とかゲームを否定的なものとして言いがちです。
確かに実際、ゲームは娯楽のためにできたものですからそういう風に発言してしまうのもわかるのですが、寝食を忘れるほどゲームに熱中できる子供はゲームをしている時こそが一番楽しい時間です。その時間を否定的なものとして指摘しないであげてください。
「ゲームばっかりして」といった注意をされた子供は「無駄なことに時間を割いている」といった自己否定の感情や罪悪感などが芽生えます。
親としては子供が熱中しているものに対して否定的な感情は抱かないでください。
子供が熱中しているものに一緒に興味を持ち、その分野でその子がどのように成長できるかを考えてあげることこそが親の務めです。
ゲームで子供の成長を促す
親としてはその子が熱中しているものを使って、その子の成長を促してあげましょう。
それがゲームだったとしても、いい意味で「利用して」子供の成長に結びつけるべきです。
ただ単に時間無制限でゲームをさせるのではなく、子供にゲームをする上で目標設定をさせ、時間内にクリアできたかなどゲームをする上でも目標や目的を明確にして、達成できたかできなかったのか、なぜできなかったのか、今後はどうするのかといったPDCAを意識して取り組むことで計画性が養われます。
そうすることでゲームを使って子供に自主性を持たせることが出来ます。
また計画通りに目標に到達すればそれは自身となり自己肯定感にもつながります。
それを親が見守り、認めてあげることこそが子供の成長の糧となります。
だからといって、子供にそのまま「ゲームをする目的や目標は?」と聞く丸投げではいけません。
まずは親が子供のゲームに興味を示してあげてください。親が興味を持ち、理解した上で子供と一緒に考えていきましょう。
プロの指導で計画的にゲームを攻略する
とはいえ、あまりゲームをしない親御さんにとって子供のゲームを理解するのは難しいかもしれません。
目標や目的といったものを一緒に考えることが出来たとして、その先に「ゲームをどう攻略するか」といった専門的な部分はゲームをやり込むことでしか達成できない部分ではあります。
それはどんなゲームでも言えることであって、ある程度のプレイ時間を繰り返さないと上手くはなりません。
しかしながら続けていけば伸び悩みや早く上手くなりたいといった悩みが出てくるかとは思います。
そんな時に頼りになるのが
というサービス。
日本初のゲームをオンラインで指導するゲームの家庭教師を専門としている会社です。
講師陣はゲームの全国大会や世界大会出場者など専門的なスキルを持った方が在籍しているのでゲームの技術的悩みを解決できます。
また、同じゲムトレに登録すれば、同じゲーム好きの子供たちとゲーム友達としてつながることも出来ます。
ゲムトレの受講で子供のゲームレベルの引き上げやゲームを通して養われる人間関係構築などが経験できます。
ゲームを通して何かを達成するという目的があるのであればゲムトレを利用してみるのもいいかと思います。
ゲムトレについては下記の過去記事を参照ください
ゲームの家庭教師【ゲムトレ】とは?オンラインゲーム指導で脳トレ&プロゲーマーへ
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まとめ
ゲームに熱中することは決して悪いことではありません。
すでにゲームは遊びを超えた文化になりつつあります。
そこにビジネスチャンスは十分にあります。
お子さんがゲームを通してお金を稼ぐといったことが普通にあり得る世の中になりえます。
「ゲームは遊び」と決めつけるのはやめましょう。
また「ゲームに熱中する」ということを肯定的にとらえましょう。
人が何かに夢中になるということはそれだけ「情熱」を持って取り組んでいるということです。
その情熱を向ける方向性ややり方を上手く使えば人間的に成長することが可能です。
『情熱』が生まれた時こそチャンスです
自分のものさしだけで子供をはからず、寄り添い理解してあげることから始めてください。
親の意見で子供の可能性の芽を摘むことだけはやめましょう。
子供の可能性を引き出すことが出来るのは我々、親です。