ヤマハ株式会社よりインターネットを介してバンドがセッション出来る新しいサービス
「SYNCROOM(シンクルーム)」を発表。
これにより離れたところにいても、バンドなどの複数人が合奏することが可能に。
正式な運用開始は6月頃になる模様。
新型コロナにより、なかなか集まることが困難なバンドマン達にとっては心強いサービスとなりそう。
この「SYNCROOM(シンクルーム)」をスタートさせるにあたり現在「NETDUETTO β2」という「SYNCROOM(シンクルーム)」のベータ版を無償公開している。
離れた土地でもインターネットを介して、合奏を可能にするこのサービス。
遠隔で離れた土地の人々が音楽を同時に奏でる上で重要な点は【音の遅れ】について。
バンドがセッションするということは「音を合わせる」ということであって、そこに通信機器の影響で音のズレがあるなどもってのほか。
そういった【音のズレ】がほとんど解消される「SYNCROOM(シンクルーム)」は離れた土地でも違和感なくセッションすることを可能にしてくれる。ギターやベース、ドラム、もちろんボーカルもそれぞれ音を合わせることが出来るのだ。
どこでも誰とでもオンラインセッション
2020年6月スタート予定の「SYNCROOM(シンクルーム)」。
インターネット環境であればどこにいてもセッションが可能に。
現在ベータ版として使用されている「NETDUETTO β2」では「room(ルーム)」と呼ばれるオンライン上の架空のスペースに入室し、バンドなどが合奏することが出来る。
ルームには最大5人が入室することが出来る。また10人までなら「ルーム連結」という機能を使えばセッションすることが可能。
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード、管楽器なんかが入っても、最大10人なら大体のバンドが大丈夫でしょう(ブラスバンドなんかは無理かもだけど…)
SYNCROOM(シンクルーム) ベータ版【NETDUETTO β2】使い方
では実際に友達などのバンドでNETDUETTO β2を使ってセッションするにはどうすればよいのでしょうか?
NETDUETTO β2はまずルームを作成することから始まります。
まず一人がルームを作成する。
ルーム作成者はまず、『ニックネーム』と『ルーム名』を入力する。入室に必要な『パスワード』を設定することも可能ですがこれはは任意です。 友達(知り合い)のみとセッションする場合は『公開設定』を『非公開』にする。
『ルームをつくる』をクリック後、画面下部のメッセージが『サーバーに接続しました』と表示されれば、ルームは完成。
完成した『ルーム名』や『パスワード』を友達やバンド仲間に教えて入室を待てばOK。
あとは入室したあとそれぞれ音を合わせることが出来ます。
また公開されているルームに自ら参加することも可能です。
知らない人とのセッションなんかも楽しめます。
さらに公開されているルームを探してみて、良いルームがなければ自分で新たにルームを作って誰かがセッションしに来るのを待つのもありです。
ギターが出来るなら、ギターのセッション、その他ドラムを合わせたり違う楽器で合わせたりと出来る楽器によって楽しみ方様々です。
SYNCROOM(シンクルーム)は使い方次第でいろいろな楽しみ方が出来るサービスです。
オンラインというこれからのバンドの新しい練習方法
新型コロナの影響により、外出制限がかかり不要不急の外出自粛の要請。
しかし、バンドで日々練習をしたい、音を合わせたいなんて欲求は時間があればあるほど募ってくるもの。
そんな時SYNCROOM(シンクルーム)は心強いツールのひとつになることは間違いない。
いまはまだベータ版でのサービス提供ですが、これらが世のバンドマンの手助けとなることを願うばかりです。
プロのミュージシャン達もインスタを介してセッションしたり、離れた場所でのコラボやセッションが盛んにおこなわれています。
現状、新型コロナウイルスにより外出規制がされているいまだからこその取り組みですが、今後、離れた土地でも音楽を共有し一緒に演奏できるという流れは加速していくでしょう。
SYNCROOM(シンクルーム)はまだまだ発展途上ではありますが、今後必ず重要なものになりえます。
新型コロナウイルスではライブハウスなどが新型コロナのクラスター発生源と言われたり、バンドマンが言われなき誹謗中傷を浴びるなど心の痛むニュースを耳にします。
しかし、こんな時だからこそ【音楽】の力が心を癒すということもあります。こんな時だからこそオンラインアプリやインターネットなどの技術を利用してでも自分たちの音楽を成長させてほしいと願っています。
バンドマン達よ腐らず、自分の信じた音楽を奏で続けよう。
新型コロナが終息したその時に素晴らしい演奏を期待しています。