主婦の方
夏場のキッチンは暑すぎる!
エアコンが利きづらく、料理で火を使うから夏場は地獄のような暑さ。
こういったお悩みを解決いたします。
この記事の内容
- 夏場の暑すぎるキッチン対策
- なぜキッチンはこんなにも暑いのか
- 具体的なキッチン暑さ対策グッズ
暑い夏でもキッチンに立ち続けることを余儀なくされる主婦の方々がこの記事を読んで、暑さから解放され快適なキッチンで家事がこなせることを願っています。
夏場の暑いキッチン対策
何をしていなくてもうだるような暑い夏。
そんな中、火を使うキッチンは必然的に温度が上がりさらに暑さが倍増します。
またエアコンの設定温度を下げ、ガンガンにクーラーを利かせてもいまいちキッチンが快適になることはありません。
火の近くで作業をしているとクーラーの涼しさよりもコンロなどの熱の影響を受けることの方が大きく、体感的には暑さの方が勝ります。
では、夏場の暑いキッチンの効果的な対策とはどういったものが効果的なのでしょうか?
それはズバリ
キッチンを部分的に冷やすこと
です。
クーラーで部屋全体を冷やすのではなく、室温が高くなっているキッチン周りを集中的に涼しくなるよう対策するのです。
方法としては
【冷風扇の使用】
【冷風扇】とは
冷風扇とは、水が気体に代わる際に周囲の熱を奪う気化熱を利用し空気を冷やす家電製品です。エアコンのように冷えすぎることもなく、エアコンのような室外機も必要ありません。また価格面でも低コストに抑えられていて、携帯性もあります。
キッチンなどの狭いスペースなどで効果的な頼れるアイテムです。
冷風扇であれば、ポータブル性にも優れ、狭いスペースでも効果的に空気を冷やすことが出来ます。
また価格帯も5,000円前後とクーラーなどに比べると買いやすい価格帯なのもありがたいです。
キッチンの限られた空間でも少しのスペースで利用することが出来るので、キッチンでの暑さ対策にはお手軽で最適です。
キッチンでの最高気温を記録するであろう「揚げ物」などの時にも、冷風機を使用して効果的に冷やせば夏場の揚げ物という灼熱の中でも威力を発揮してくれることでしょう。
なぜキッチンはこんなにも暑いのか?
そもそもなぜキッチンはこんなにも暑いのでしょうか?
一番家に長くいる存在の【主婦】が長く滞在する場所。
【キッチン】
それなのに夏場のキッチンはなぜこんなにも暑いのでしょうか。
一番家に長くいるであろう主婦のことを考えると「もっと快適にしてよ」と言いたくなりますが、やはりキッチンはその特性上どうしても暑くなってしまう場所なんです。
まずひとつ目が【火を使う場所】であること。
火を使う場所である以上、気温の上昇は避けられません。
これは必然ですが、火の熱を利用して調理する料理をする限り、キッチン内の温度は上がります。
そしてふたつ目が【キッチンが閉鎖的なつくり】であることです。
【キッチンが閉鎖的なつくり】とは昔の作りのようなクローズドキッチンだけでなく、アイランドキッチンやオープンキッチンなどでも言えることです。
というのも冷たい空気は下にたまり、暑い空気は上にたまるものです。
エアコンによって冷やされた空気が供給されてもシンク、コンロ下などの隔たりがある以上、キッチンには十分に届きません。
またコンロのレンジフードによって暑い空気はキッチン内にたまります。
上部に棚などの収納がある場合には、より暑い空気はキッチン内にこもることになります。
それらがキッチンを暑くしているのです。
また今年の夏も暑いです。
近年どんどん夏場の気温が上がって場所によっては40℃なんて気温を記録する地域もあるほどです。
『2021年いつから涼しくなる?残暑は?気象庁データより予想』の記事の中でまとめていますが、おそらく今年も残暑が厳しく9月になっても暑い日は続くかと思われます。暑さ対策はしっかりとおこないましょう。
-
2021年いつから涼しくなる?残暑は?いつ頃から涼しくなるのか?気象庁データより予想
続きを見る
具体的な夏場のキッチン暑さ対策
冷風扇以外にもキッチンでの暑さ対策はあります。
手軽な対策から、冷風扇よりも強力な電化製品などをご紹介いたします。
保冷剤で手軽に冷やす
直接的な方法ですが、保冷剤を使って身体を冷やすのも効果的です。
ケーキなどのスイーツを購入した際についてくる保冷剤を溜めておけば、いつでも使えるひんやりグッズとして便利です。
ポイント
冷やす部位は太い血管が通っている
- 首
- わきの下
- 足の付け根
の位置を冷やすと効果的です。
何か家事をしながらとなると、【首】が一番現実的なので、バンダナなどで保冷剤を包んで首筋に巻き付けたりするのが良いでしょう。
扇風機で空気の循環を促す
キッチンにはクーラーの涼しい空気が届きにくいと先述しましたが、【扇風機】を使うことで冷たい空気を循環させ、温度ムラの少ない状態を作りだすことが出来ます。
扇風機を利用した効果的なエアコンの使用方法については、空調事業トップシェアを誇るエアコンメーカー【ダイキン工業株式会社】さんが公式ホームページでも推奨されています。
エアコンと向かい合う形で扇風機をセットし天井側に向け、エアコンから出てくる涼しい風にあたるように扇風機をつけてやると、エアコンの風と扇風機の風とが混ざり合い気流が生まれます。
気流によって部屋全体に涼しい風がいきわたり温度のムラを少なくします。
エアコンを使うなら、扇風機と併用し効果的に部屋全体の温度を涼しくしましょう。
「扇風機もつけると電気代がかかるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、部屋に温度ムラがあるとエアコンは『設定温度よりもまだ暑い』と勘違いして涼しい風を出し続けることがあります。(暑い空気は上部にたまるので温度ムラがある場合エアコンは暑い空気にさらされている)
温度ムラが発生していて、エアコンが涼しい風を出し続けていることを考えると扇風機で循環させてやる方が効果的かつ経済的です。
冷風機でより冷たい空気を送り込む
冷風扇を超える冷却機能を持った【冷風機】であればよりキッチンを涼しくすることが出来ます。
【冷風扇】と【冷風機】
一見どちらも同じように感じますが、そろぞれ仕様と効果が異なります。
【冷風扇】は気化熱によって空気を冷やすものですが、【冷風機】は一般的なクーラー同様、直接空気を取り込んで、空気そのものを冷やす機器です。
ポイント
冷風機はクーラーとは違い、取り付け工事が不要で好きな場所で使うことが可能です。スポットクーラーとも呼ばれ、移動式なので好きな場所で冷たい空気を供給することが出来ます。
小さい部屋なら十分クーラーとしてお使いいただけます。
また除湿機能や衣類乾燥機能がついたものなどもあり、一台で三役をこなせる万能な冷風機などは非常に便利です。
梅雨時期のジメジメ対策など、除湿器として使用することも可能です。
冷風機のデメリットとしてはダクトから熱風が出る点です。
暑い空気を取り込んで冷たい空気を排出するため、暑い空気からとった熱を逃がす必要があります。ダクトを使い窓の外へしっかりと暑い空気を排出することが必須となります。
また仕様はクーラーですので、価格帯も冷風扇に比べると高めです。
しかしながら、持ち運べるクーラーという高い利便性を持った機器ですので、クーラーの取り付けが難しいなど、そういった場所では活躍すること間違いなしです。
【冷風機】はこんな方におすすめ
- 「しっかり冷やす機能が欲しい。」
- 「除湿器、衣類乾燥機能も欲しい。」
- 「移動式のクーラーが欲しい。」
【冷風扇】こんな方におすすめ
- 「手軽に涼しくしたい。」
- 「コンパクトな暑さ対策グッズが欲しい。」
- 「あまりお金をかけたくない。」
まとめ:夏場の暑いキッチンを快適に過ごすために
年々、夏場の暑さが尋常じゃない暑さを記録するようになってきました。
室内とはいえ、あまりに暑いと熱中症を引き起こす危険もあります。
火を使うキッチンは他よりも高温になりやすい場所です。
暑いと感じたら
- 「しっかりと水分補給する」
- 「身体を冷やす」
- 「適度な休憩をはさむ」
充分に配慮して熱中症などには十分気をつけましょう。
夏場でも暑いキッチンに立ち続ける世の主婦の方々、家族の為に家事をこなす方々、お疲れ様です。くれぐれも無理をせず、暑いと感じたら休憩しましょう。
この記事で少しでもキッチンで涼しく快適に過ごす手助けが出来れば幸いです。